占いは好きですか?
恐らく、好きという方も多いハズです。
また、実際にテレビなどで毎日の運勢をチェックしたりラッキーカラーを取り入れる方もいるでしょう。
そして不安な事や悩み事ができれば、プロの先生に相談をすることがあるかもしれません。
占術に興味がある方は一度、その歴史に触れてみるのもオススメ。
背景や流れを知ると、より深い鑑定を取り入れることができます。
ここではそんな占術の歴史についてまとめていきます。
占術はどのようなシーンで活用されてきたのか
今ではライトなものから個人に沿った悩み事に対する解決アドバイスに役立てられています。
しかし、その歴史を紐解くと実にあらゆることに用いられてきたのです。
以下、代表的なものをご紹介します。
天候について
「明日天気になれ」など靴を投げた経験がある方も多いでしょう。
実は、昔から天候を鑑定する際にも占術は用いられてきたのです。
人に大切な食。
農耕や酪農において天候は大切な要素です。
人間では予測できない自然の出来事に対して、占術つを用いて対策を行っていました。
統治者を決定する
統治者を占術で?と驚くかもしれません。
例えば、2人の統治者候補がいたとします。
その時2者の吉凶を判断するために用いられてきました。
昔はその区分ごとに1人は鑑定士がいたと考えられています。
この鑑定師が統治者を選択する際に活躍していたのです。
戦い
知っている方も多いことでしょう。
三国志や戦国時代には鑑定士もまた活躍していました。
占術により今の軍の状況から敵の状況さらには戦力を立てる時にもアドバイザー的存在として鑑定士が存在していたのです。
古代より存在していたと考えられていますが、ヨーロッパでは、三宝制度が導入されるまでは存在していなかったとも考えられています。
政治や統治
何かを執行するべきか控えるべきか。
同盟を組むべきかどうかなど、政治や豆鼓の際の決断判断に占術が用いられてきました。
より良い選択をするために鑑定士が活躍してきたのです。
日本やアジア圏ばかりではなく、ヨーロッパやアフリカ圏でも取り入れられてきたと考えられています。
名づけや結婚
今でも有名な姓名判断を用いてこれらを鑑定していました。
歴史の中では、今のような自由な恋愛や結婚ができない時代もありました。
「家といえ」を繋げるものとして考えられていたので、とても重要な事柄だったのです。
より良い運勢や跡取りについてなどを判断するために占術が取り入れられてきました。
住居などの土地に関する事柄
今でも家相や風水、方位などが取り入れられています。
建物や建築さらには土地や家といった事柄においても昔から占術は深いかかわりを持っていました。
例えば、京都を考えてみて下さい。
いわゆる「碁盤の目」となっていますが、この街づくりはそれぞれの鬼門などの組み合わせに基づき作られているのです。
こうして、占術はさまざまなシーンで重宝されてきました。
時代から見る先日や鑑定
さまざまな事柄に占術が用いられてきました。
では、「時代」と占術の関わり合いはどのようなものがあったのでしょうか。
ここでは、日本世界での関わり合いを見ていきます。
卑弥呼
占術ありきの時代と言われてきたのがこの時代です。
あらゆる事柄を占術を基本として決定してきた時代ともいえます。
平安時代
優雅なイメージのある兵悪時代。
占術の結果によって、職務に就くのか休養する人するのかなどを決めていたとされています。
特に、貴族たちはこのような方法で日々の過ごし方を決定したとされているのです。
室町幕府
武家政権として栄えたのが室町幕府です。
将軍を決める際には何と「おみくじ」で選出されていたとも考えられています。
戦国時代
乱世ともいわれる時代。
興味を抱いている方も多いかもしれません。
有名な武将と呼ばれ人たちは、必ずといってよいほど「お抱え鑑定士」がいたとされています。
日本でも古くから占術は大きな関わり合いがあったということが見えてくるでしょう。
では、世界ではどうなのでしょうか。
中国
三国時代のみならず、さまざまな時代において占術はとても身近で重宝されていました。
三国志に出てくる有名な軍師は星を読み解きさらにに易を知り、暦を読み解く能力に長けていたと書かれている文献もあるほどです。
韓国
今でも鑑定の路面店などが多く立ち並ぶことでもわかるように、占術をとても重要視している国です。
人生の転機には必ずと言って良いほど参考にしているともされています。
古代文明
最古の文明とされているメソポタミア文明。
仲でもシュメール人が始めたシュメール文明は、紀元前9000年ごろ。
そして、紀元前3000年頃には、世界で初めてともされている「楔形文字」を発明しました。
楔形文字の中には、メソポタミアでは星を読み解く方法で占術が用いられてきたとの記述があるともされています。
実は気軽に感覚で見ている12星座の運勢もここから生まれたとも考えられています。
そう考えると、最古の文明から続く占術が今でも活用されているので感慨深くもなるものです。
昔は門外不出の存在だった
とても神聖でそして大きな決断をする際に用いられてきた占術。
口頭で伝授されることもなく、門外不出の存在でもありました。
それが時代の流れとともに、一般の人々にも広まりそして現代は身近にそれを経験することができるようになったのです。
現代の占術
現代はさまざまな占術が展開されています。
中には、先生自身で編み出したというオリジナルの占術も見受けられます。
しかしこの、オリジナル占術もまた何かしらの占術が基盤となっているのです。
相談方法もさまざま
また相談方法も多様化しました。
昭和には、対面式鑑定がその主流でした。
店舗に足を運んだり、先生と直接コンタクトをとったりさらには路上鑑定などが相談方法として人々が利用してきました。
そして今では、インターネットが普及し、それを用いた鑑定方法がんきとなっているのです。
自宅にいても先生から鑑定が受けられる電話鑑定。
さらには、メールやチャットというシステムを使った鑑定も展開されています。
近年では、通話アプリのビデオ機能やパソコンのウェブカメラを使ったオンライン鑑定なども人気になっているのです。
昔から変わらないもの
対象が変わったり目的においても幅広くなった占術や鑑定の世界。
しかし昔から変わらないものがあります。
それは「決断や選択。そして困難な状況の改善や回避のためのアドバイス」を受けるために利用をするという事です。
今では国を動かしたり統治者を決める際に占術が用いられることは無くなりましたが、個人的な決断やタイミングを計るためには活用されることも多いのです。
変わるもの・変わらないものが分かると、占術についてもさらに深く認識することができます。
これらの知識を持っておくと、さらに鑑定を受けるにしても自分自身で占ってみるにしてもより良い占術との付き合い方ができるものです。
占術を最大限に活用して、悩みを解決したりより良い未来を作るために役立ててみて下さい。
きっと、人生においての大きな目安や指針となることでしょう。
ただし、最終的に決めるのは「自分自身」であることも忘れないでください。